たとえば。。。。
私はいつも前向きで自分も他の人も元気にできる自分でいたいです。
これが在り方です。つまり<BE>です。
私は英語で気軽に話せます。
これがしたいこと、できること、<DO>です。
私は英語を日本語のように話せてアメリカの人と友だちになりたいです。
これはしたいこと< DO >と在り方<BE>が混ざっています。
在り方を<BE>で表現しているのは、< DO >とのバランスもありますが、BEには<ありたい>つまり願望より、強い確信の意味があるからです。
「自分も他の人も元気にできる自分でいたい。」なら「いたい」より「いまいる」それが<BE>です。
誤解をしないでいただきたいのは、「いまいなければならない」ではなく「いまいるようにする」という感じです。
なぜなら、完璧な自分であることに心が悲鳴をあげて、中心に<BE>以外のものを入れてしまうのです。
その結果、< DO >つまり誰にでも見えやすい外側に力で自分を評価しようとします。しかしその段階で依存が起っているのです。それがアルコールなどだと状態から健康的でないと判断されて批判されますが、褒められるものに依存してしまうと誰も非難しなくなり、逆に称賛されてしまいます。
そうすると自分を見失うことになります。特に怖いのは、子どもに対して、それをやってしまうと、子どもは好きでもないけど親に褒められたいばかりに我慢してやり続けてしまいます。
うまくいってる場合は表面化しないことがありますが、挫折すると心が折れてとんでもない方向に行ってしまう場合があります。
外側の力は内側の力に比べ断然分かりやすく社会的にも基準が明確です。ですから内側の力である<BE>は評価になりにくいのですが、実は<BE>の方が断然重要なのです。
たとえばスターバックスやディズニーランドの成功は、まさしく<BE>のおかげであり、それが出来たのもトップがこだわり、浸透する仕組みを作り実践し続けたからなのです。形は真似できても、核心部分まで真似できないので、ライバルが出てきても負けないのです。
個人でも組織でも同じなのです。