2015年11月17日火曜日

物事の見方を変えられない理由


アサーティブ


物事の見方を変えるのが、どうして難しいのでしょう?
どうしてスイッチチェンジを忘れてしまうのでしょう?

私たちはアグレッシブ(攻撃的)とネガティブを、混同することが少なくありません。
注意が必要です。たとえば電車や飛行機が遅れると、黙って待つ人とスタッフに喰ってかかる人がいます。黙っている人をネガティブあるいはノン・アサーションと見る人がいますが、逆に、そういう方はアグレッシブな態度をネガティブと思います。

どうしょうもない事態を責めても仕方がありません。仕方がないというのはあきらめではなく、一旦白紙にするだけです。モノの見方を変えるスイッチを入れ直す、ポジティブに変更する瞬間です。

白紙の状態とは、店の場合なら、いまあるものが全部ない状態です。
そこから見なおしていくと、余計なものが出てきます。家のお部屋をスッキリさせる場合と同じです。モノがあるとある前提で考えるので、どういじくっても想像力が広がらなくなります。ですがモノがあるのは必要だからあるのであって、それがなくなると元々の目的は「何をもってして果たすのか」という問題が浮上します。

問題を蒸し返すようになるので嫌われますが、白紙の状態で考えるといやでも想像力を駆使せざるを得なくなります。片付いていた問題を未解決にするということになるので、想像力を駆使するのは仕方がないのです。

つまり、前の解決方法が間違っていたかもしれないとするのです。そうすることで間違った努力を休止することができます。問題を未解決にするとは、リセットして数値目標を無限大にすることです。

売り上げが伸びないと悩んでいるのは、すでに問題は解決している前提で悩んでいるのです。奇妙な状態です。売り上げが伸びないと悩むなら一旦リセットする。それがスイッチチェンジです。思い込み、決め込みを全部排除する。そうしたら白紙に戻ります。そうしておいていまやってることを検証する。これがCheckです。





2015年11月16日月曜日

スイッチチェンジで売り上げが5倍になった





アサーティブ



自分がコンサルした事例をお話します。

ある鉄道系の企業。豊かな資本を元にいろんなビジネスを展開され、グループ会社も多い。そのグループのひとつ、トップが業績が芳しくないカフェに毎朝立ち寄られ観察しながら思案されていました。競合店のはやり具合と比べてなにが原因が考えておられました。

そのお話を聞いたので、試しに立ち寄ってみました。答えはすぐに見つかりました。飲食店の場合は比較的わかりやすいのが特長です。

その結果をトップに伝えると、さすがに毎朝思案されていた熱意のある方、しかもヒットを多く飛ばされていた優秀な方にふさわしく打つ手が早い。すると一気に売り上げは3倍になりました。それでも自分はまだまだいけると思っていましたが、2年経過して5倍にまで伸びました。それでも自分はまだまだいけると思っていますが(笑)

不振だったその答えはお店の「壁」にありました。壁から感じたのは、よくある個人が経営されている「村のような喫茶店」のような印象でした。村というのは「限られた人だけの空間」という意味です。それはスタッフさんたちの創意工夫を感じさせるものでしたが、その創意工夫と壁が、新規のお客様の入店を拒み、働く人の意識を作り、固定客が成長を拒んでいたのです。

3つの駅がクロスする超一等地にあり、いやでも街になるはずなのに、お店は「村状態」だったのです。自分が必要だと思ったのは「総入れ替え」して「街」に変えることでした。それを提案すると躊躇なく決断していただいた結果、毎朝悩んだのが嘘のように、すぐ結果は出ました。

このケースは見方を変えただけの本当に簡単なケースでしたが、努力が邪魔をしているケースは少なくないのです。努力は素晴らしいことですが、間違った努力が苦しさを加速させます。このような状態に陥るのは、「視野の狭さ」です。どんどん狭くなってしまうのはスイッチチェンジをしないからです。

スイッチチェンジのわかりやすい事例はコップ半分の水のお話です。
コップに半分入っている水を見て、「もう半分しかない」と思う人もいれば、「まだ半分ある」と思う人がいるということ、つまり同じものを見ても感じ方が違うということです。

感じ方が違うということは「視野が広い」ということの証明です。「こうにも見えるし、こうにも見える」には思い込みがないことが必要条件です。思い込みがないと悩みのタネになりますが、思い込まないことで想像力は広がります。

先の壁の話がそうです。壁に施された工夫はスタッフの方には「自慢」でも、自分には「もしこの壁がこうでなかったら」という想像力の出発点でした。スイッチチェンジを使うタイミングはPとCです。



思い込まない、決めつけないとは、白紙状態に戻すことです。つまり想像力を駆使せざるを得ない状態にすることです。つまり数値目標が無限大になります。

「片付いていたのに」とアグレッシブに批判する人もいますが、間違った努力は苦しみを加速させます。

PDCA!動いた後は、いつも白紙、ニュートラルでいたいですね。
人によって感じ方が違うとは「視野が広い」ということです。感じ方が同じというのは「共感している」ではなく「視野が狭い」に他ならない場合があるので要注意です。

注意できない場合は「可能性を閉じた」状態です。それを「傷を舐め合う」と言います。





2015年11月15日日曜日

PDCAはエモーショナルに回せ


アサーティブ



PDCAをどんな場合に使うのかで、アプローチの仕方は微妙に変わるにしても本質はなにもかわりません。

たとえば、どのようなビジネスでも、基本は「売上=平均単価✖️顧客数」です。

仮に平均単価は、そのままと仮定して売上を上げる場合、顧客増しかありません。

顧客を増やす戦術として、新規顧客数✖️再利用率リピーター数
            リピーター数✖️稼働率=顧客数

ですから、この数式のどこを増やすかで打ち手が変わります。全部増やしたい場合もあるし、予算の都合から絞る場合もあるでしょう。

そこでPLANです。
リピーター数を増やす場合には、リピーター予備軍に販促を打ちます。
稼働率をあげたいなら稼働率があがるような販促を打つます。
それぞれ対象も変わるし、対象が変われば、打ち手も変わります。

よく自分たちのアイデア倒れになっている対策を見ることがあります。考え準備していることで悦に入ってるのですが、対象は「お客様」だということを忘れてはいけません。自分たちではないのです。お客様に目線がいってない対策を展開しているケースが思っているよりはるかに多いのです。

たとえば販促の内容を告知しているもののお客様にはほとんど分からないという事例です。これでは自己満足でしかありません。自己満足という意味は全然エモーショナルでないということです。こんなことは日常茶飯事ですが、その最大原因は、顧客目線に立っていないことです。顧客の心を動かすことを忘れているのです。自分たちは業績向上に取り組んでいるという自己満足だけです。つまり日常的に意識が弱い。自分たちの意識と本当の姿に乖離があるのです。

こんなことにならないように、現状行っていることを見える化して、分析します。
見える化するとは、現状行っていることを洗いざらい表に出して欠けていることがないか、増客の障害になっていることはないか、など全部書き出し誰にも分かるようにすることです。

さらにスイッチチェンジします。見る目を変える。という意味です。

その上でPLANをまとめあげます。

このとき、どれだけ予測できる障害をピックアップできるかで、PLANの精度は大きく変わります。ピックアップした予測に、それが障害にならないように、事前に対策を講じておきます。
それでも障害になって表れたときに、どういう打ち手で対策するかを網羅しておきます。

PLANが難しいのは、このように現実的な対応をもれなく盛り込むことです。
これをできるようにするのが「経験」なのです。「キャリア」が物言います。
キャリアはあるけど、物言わない場合は、「無駄飯食い」ということになります。
キャリアがなくても、物言う対策を講じることができる人がいます。クレバーな人ということになります。

さらに先入観念を持たずにPLANを見て策定します。この策定するときに、エモーショナルな対策を日程を念頭に折り込みます。エモーショナルな対策の必要性は、人間相手だからです。人間は感情の動物だからです。日程を念頭に織り込むのは展開の手順で気持ちの在りようも違うからです。

スタートダッシュで勢いに乗ると、一気に上昇気分に乗れるからです。このときにスタートダッシュできない人員構成で立ち上がると、スタート早々に挽回から始まってしまい気分も乗らなくなります。エモーショナルな対策とは、ここの違いを最大限ポジティブにするということです。

つまり最強のメンバー構成で立ち上がり、最高の実績を出すことで、あとはそれを下回らないようにしていきます。そこでマイルストーンが役立ちます。
最高の実績をこの期間続けて、ここまでの行程ではこれだけの結果を出しましょうとスタートダッシュを現実のものにします。

ここまでで、PLAN〜DOが完了し、CHECKです。このCHECKでも当然やっていること、さらにネガティヴな問題を見える化します。そうして次のマイルストーンの対策を行い、予測される障害と障害が起きないように対策をし、それでも障害が発生したときの対策も準備しておきます。

その上でACTIONです。


PDCAはエモーショナルに回いましょう。ただし自分がエモーショナルになっているのはどうかと思いますが。








2015年11月14日土曜日

ネットサーファーよりPDCAのサーファー



アサーティブ


私たちは、いまでは、みんながネットの波に乗るサーファーですが、そんなことより大事な波があると断言できます。変化の波に乗るサーファーでなければならない。うまいサーファーは波の力を利用することで、今にも呑みこまれそうな波より少し先の波にいる。追いかけられ、呑み込まれないようにするためです。

波と戦うわけでも、コントロールするわけでもなく、一歩先に行くようにするために必要なのは、自分とのコミュニケーションと周囲とのコミュニケーション。両方のスキルが必要なのです。

その中心には実際の海のサーファーと同じく経験による学びがあります。


私たちはやり直したいと思えばいつでもやり直せるが、肝心の自分が変化を嫌う。嫌ってしまえば、当然変化は起こせません。

この数年の間に「(自身の)過去の成功体験を手放さないといけない」という言葉を何度聞いたことか、何度聞かされても、言った当人が依然として過去の成功体験を手放さないのが事実です。

それほど変わることは難しいのです。なぜでしょう?自分への信頼の不足です。
変わるためには、本当のところ、想像を絶する強い信頼が必要になります。

では、それはどうすれば手に入れることができるのでしょう。

たどり着く目的地(目的、目標)を明確にして、直感を信じて、マイルストーンを順番に確実に踏破していくことしかありません。

問題は直感が、過去の成功の体験をもとにしていると役に立たないということです。

そこで冒頭に述べたように、今にも呑みこまれそうな波より少し先の波で感じる直感を信じることです。

それを可能にするのは、体験による学習に次ぐ学習ではないでしょうか?

壮絶な火花が出るようなPDCAの回転です。これは目的、目標、マイルストーンがなければできません。今日回すPDCAがはっきり見えていないと変われないのです。


変わるとは、体験による学習であり、学習とはPDCAによる軌道修正の連続なのです。




2015年11月9日月曜日

成長力の決め手はPDCA


アサーティブ




代表的な啓蒙書である

これら海外から輸入された書籍に共通しているのは、「為せば成る、為さねば成らぬ何事も」という日本の名言と意味をほぼ同じにしていることです。どんなことでも強い意志を持ってやれば必ず成就するということで、やる気の大切さを説いた言葉に通じます。

この言葉を実際に使ったのは江戸時代後期、米沢藩主の上杉鷹山とされています。

上杉鷹山が家臣に「為せば成る、為さねば成らぬ何事も、成らぬは人の為さぬなりけり」という歌を教訓として詠み与えたという話は有名ですが、それより以前に武田信玄が「為せば成る、為さねば成らぬ。成る業を成らぬと捨つる人の儚さ」という、よく似た歌を詠んでおり、上杉鷹山の言葉はこれをアレンジして言ったものといわれています。

類似した言葉たくさんあります。

蟻の思いも天に届く/石に立つ矢/一念岩をも通す/一念天に通ず/思う念力岩をも通す/志ある者は事ついに成る/成功とは精神の別名なり/精神一到何事か成らざらん/成す者は常に成り、行う者は常に至る/蚤の息さえ天に昇る・・・

ざっとこんな具合ですが、現在まで死語にならずに伝わっているのは、そこに成功者の言葉として原理原則が潜んでいるからです。


海外から輸入された書籍との大きな違いは、海外本が教会音楽と似ていて、一見、他力本願的な印象があるのに対して、これら日本の名言が自分頼みだという点です。しかし、これら啓蒙書も良く読むと幸運を引き寄せるのは自分自身のあり方だと唱えています。

上記のような啓蒙書を他力本願として読む人はいないと思いますが、過剰評価せずに、原理原則として見直していただくと、ゴールデンルールが浮かんできます。つまり「PDCAこそが決め手」だと分かると思いますが、理に叶っていても、すぐに目標達成できないので、精神的な持続力の問題が障壁になってしまいます。







これを突破するのが、苦しいほど猪突猛進、バカになって「信じる」ということです。ですからここでも「鰯の頭も信心から」と繰り返し述べています。ここで大事なのが先にも言ったように「肯定的」であることなのです。その上で【PDCA✖️時間】です。
そこで直面する潜在意識にどのように打ち勝ち乗り越えるかです。

そこで「コーチング」が必要になります。つまり水先案内人。いまは大きく成長した優良企業も基本は同じです。

【PDCA✖️時間(の限界がある)】を限られた時間内に間に合うように、使い倒して成功事例をつかんだ企業は、今度はどうすれば迅速に確実に全体に浸透させられるか、その仕組みづくりに傾注し行動します。ですから取り組む課題に変化は生じるものの【PDCA✖️時間】のルールは変わることがない不変の法則として効果を発揮します。
北斗七星をめざしましょう。



マーケティング22の法則 ”The 22 Immutable Laws of Marketing”の各章見出しをご紹介しておきましょう。

1.一番になることは良くなることに勝る
2.あるカテゴリで一番になれないなら、一番になれるカテゴリをつくれ
3.一番に市場に流通するよりも、一番に心の中に流通する方が良い
4.マーケティングは、プロダクトではなく知覚の戦い
5.マーケティングにおいて最も強力な構想は、顧客の心の中のある言葉を所有すること
6.二つの会社が顧客の心の中にある同じ言葉を所有することはできない
7.採用すべき戦略はハシゴのどの段に陣取っているかによって決まる
8.長い目で見れば、すべての市場は2者による競争になる
9.二番手を目指すなら、戦略は一番手に決められてしまう
10.時間が経つにつれて、あるカテゴリは二つ以上に分化する
11.マーケティングの効果は長い時間を経て起こる
12.ブランド価値を拡大するという抑えがたいプレッシャーが存在する
13.何かを得るには、何かを諦める必要がある
14.すべての属性には、正反対の効果的な属性がある
15.ネガティブな結果を認めるなら、顧客はあなたにポジティブな評価を与える
16.それぞれの状況において、ただ一つの手段が実質的な結果をもたらす
17.ライバルの計画を自分で書くのでない限り、未来を予測することはできない
18.成功はしばしばごう慢を、ごう慢は失敗を導く
19.失敗は予期され、甘受される
20.状況はしばしば、報道されるのと逆である
21.成功するプログラムは、一時的な流行ではなく大きなすう勢によって築かれる
22.十分な資金なしに、アイデアは実現しない




2015年11月8日日曜日

スピリチュアルについて考える



アサーティブ




スピリチュアルについて考えてみたいと思います。


奴隷制度を引き金にしてアメリカを二分、アメリカ人同士の戦争に発展した南北戦争。アメリカ白人にとっても許しがたい巨悪と見なされた奴隷制度。

アフリカからアメリカに無理やり連れて来られって家畜並みに売買され奴隷にされた人々。
皆無なまでに自由がなく、人間として扱われることなかった奴隷制の苦しみの中から黒人奴隷たちが生み出した歌曲が「ニグロ・スピリチュアル」(The Negro Spirituals)です。

スピリチュアルとは、聖なる神を感じるという意味で、奴隷制度を巡って戦った南北戦争以前の奴隷制時代に、神を感じた時に黒人奴隷たちが歌っていたものです。

特に南部では、白人がキリスト教を黒人に布教しました。もちろん奴隷を従順にさせ、意欲的に作業に従事させるためです。

現世では辛いことが多いかも知れないが、奴隷主の言うことを聞いて、尽くせば、必ず来世では自由になり、恵まれた人生が送れるというものです。この発想はユダヤ教に酷似しています。さらに作業に従事する時は、奴隷たちはそこにいることを証明する意味で声を出すこと、いわゆる合いの手を要求されました。「コール&レスポンス」という唱法です。



また、アカベラはイタリア語で簡素な教会音楽という意味ですが、これも奴隷制度の副産物です。太鼓(ドラム)がそのリズムによって、奴隷間のメッセージになることを恐れた奴隷主たちが使用を禁じたために、アカベラ(無伴奏)が基礎になりました。

イタリアで発達した無伴奏での合唱・重唱はア・カペラと呼ばれましたが、アメリカ黒人奴隷制度下での無伴奏の唱法をなんと呼んだのか分かりません。名前などなかっても不思議ではありません。

そして楽器を使用できない彼らがリズムをとるために自らの身体を動かすことで身体を楽器にしたのです。

そんな歌曲ですから、奴隷たちが歌っていたという理由で、奴隷でなかった黒人も含めて、関心を寄せられることはなかったようです。

やがてスピリチュアルは、黒人が歌う「ニグロ・スピリチュアル」と白人が歌う「ホワイト・スピリチュアル」に分類されるようになりますが、この頃には芸術的な価値を持つようになり、ゴスペルと呼ばれるようになります。


楽しくて歌うのではありません。悲しくてやりきれなくて、地獄の蓋が開いているように見える時に歌うのです。
個人的な悲しみが、解決されることはありませんが、個人の悲しみをみんなの悲しみとして共有することで、それを喜びに変えていくのです。これ以上ない悲しい状態で生まれた命が煌めく歌曲、パフォーマンスが、スピリチュアル、ゴスペルの魔法です。









「思考は現実化する」とのつきあいかた。














人は誰でも価値ある者と思いたい、思われたいと思うものです。これこそが生きる磁力であり、磁場です。

だから成長力は誰にでもあります。

なのに成長を求めない人がいるのは、心が折れているからです。

心が折れてしまうと、「自分なんか」と思うようになります。自尊心が傷ついてしまった。

こんなとき、チームワークはありがたいです。
チームが折れた心に刺激を与えてくれますから。
それでも「自分なんか」と横向いている人は、どこかできっかけをつかむようにしたいですね。自由な心があれば、チームには「学ぶ環境」も入れることもできます。




啓蒙書、実用書として人気の書籍群。うさんくさいスピリチュアルな本と見なされる場合も少なくありません。どう読むかは読者次第です。

この種の書籍は、まだまだあるでしょう。これをどう受け取るかは自分次第。

人は死ぬまで成長しますが、成長力は「肯定から」始まります。ところがその前に立ちはだかるのがネガティブな「人生シナリオ」。顕在化できないので、支配されてしまいます。そこで大事なことは潜在意識とのつきあい方なのです。

問題は潜在意識とどう向かい合うかです。
繰り返しますが、自分がここで言う潜在意識とは、ひとりひとりが知らずに身につけてしまった人生シナリオのこと。

潜在意識は見えない、かたちにできないので、難しいのが難点です。

両極端な事例ですが、自他肯定の人間関係を作る家族に育てられた子どもと、自他否定の人間関係しか作れなかった家族に育てられた子どもでは、明らかに人間関係の作り方が違って当たり前ですですから、潜在意識の支配を解くために、これらの書籍を必要とする人がいるのも事実だし、大いに使いこなせば良いのです。







気をつけたいのは、なにごとにも否定的な人がこの種の書籍をも否定してしまうことです。自他否定(あるいは自己肯定・他者否定。自己否定・他者肯定)の人は「鰯の頭も信心から」式に信じて取り組むことが賢明だと思います。


成長力は「肯定から」始まるからです。成長していくプロセスで学び、灯を発見するものです。

でも自分の経験から言うと、コルクボードに夢を書き込まわないと実現できない程度の想いなら実現不可能だということです。

こうした力を手に入れるのは、恋愛でもなんでもそうだと思いますが、
寝ても覚めても、それしか頭にない
危険を恐れずに日常的に猪突猛進にやり抜ける力をバカ力と自分で意識しないくらいの没頭力がないと無理だと思います。

夢や目標を引き寄せるには、ストレスと向かい合うことが欠かせません。良いストレスと悪いストレスを分類して、良いストレスに「イエス!」と手をあげて付き合う力が必要なのです。これこそがバカ力なのではないでしょうか、ネガティブにならずにアサーティブ(積極的自己主張)に向かっていく力こそ、成長力の原点ですよね。















2015年11月6日金曜日

成長力を使う












自分を知るとは、限界を知らされることです。

限界を知ることで、成長の機会を得ます。なにができて、なにができないのか。客観的に知ることで次のステージに進むことができるからです。


自分を知ろうとしない人は、言い訳はいくらでもできますが。成長の機会を失います。

「できないことを探す」と言えば粗探しのようですが、そうではありません。会社勤めしていても、良い会社では、当人のできないことを上役が知る仕組みが機能しています。組織が成長するには個人、個人の成長が欠かせないからです。

チームワークとは仲良くすることではなく、「チームで目標を達成することです。チームのひとりひとりが役割を果たせるということです。もし誰かが自分の役割を果たせなければ,誰かがカバーしなければなりません。カバーした人の負担が増え、思うように自分の役割が果たせなくなります。負の連鎖が起こりチーム力は低下します。

自分の役割を果たせなかった人のトレーニングが必要になります。トレーニングで成長を果たすようにするのが、健全なあり方です。

トレーニングを機能させるのが、目標への挑戦です。

ここに成長力チェックシートがあるので参考までにチェックしてみてください。







一人でできることは知れている、
人に頼む、チーム、チームワーク。



人とつながって夢に少しずつつながる、
面白いものが集まる場所に行く。


人を集める、チームを作る
七人のこびと ネットでつながる ネットで広がる



はみだす力



自分のしていること、自分に価値があるかどうか

自分が信じ続けるかどうかは自分次第だ。


届かなかったらなにひとつ変わらない

できたらいいな、こうなればいいなという夢を確定したスケジュールみたいに話すこと、それをしないと現実にならない。宣言だけど中味のない宣言ではない。なぜなら日常的に話すからだ。



人を集める、チームを作る
七人のこびと ネットでつながる ネットで広がる

いまやっている10倍のことがしたい。
そのために金がいる。



前進のない、楽しいいまは捨てる 




2015年11月5日木曜日

夢を引き寄せる集合的潜在意識を使おう



アサーティブ




人間の意識には、個人の意識、潜在意識、集合的(普遍的)潜在意識の三つがあります。

私たちは個人の意識で暮らしていますが、それは一人の人間の意識の絶対量からすれば、ほんの僅かです。

無意識を有効に使えないために、ネガティブな無意識に支配されています。そのために夢や希望は、どこかの政党のマニフェストのように口だけのものに成り下がっています。

この状態から抜け出るには、目的、目標を持って挑戦することが最も早道だと説明しましたが、これを現実にするために、集合的(普遍的)潜在意識を使わない手はありません。





集合的潜在意識は直訳で正しい表現としては普遍的潜在意識がぴったりするのかも知れません。ユングが発見した潜在意識ですが、人の潜在意識は個人の領域を超えて、他の人々と繋がっているとする理論です。

なぜ普遍的潜在意識がぴったりするかというと、精神病患者の話を聞くと、会ったこともない者同士にかかわらず、同じことを話すことから、人間には普遍的潜在意識があるのではないか、ということから研究が始まりました。

そんなオカルトめいたことは信じられないと思う方も多いと思いますが、そこで考えていただきたいのが、シンクロニシティです。

シンクロニシティは、共時性と訳されていて、複数の出来事が離れた場所で、同時期に生起させる原理のことです。テレパシーと言われるのもその範疇です。

よく語られる事例が、ある特定の人に電話をしょうと思っていたら、その相手からかかってきたという例です。日本にも昔から「虫の知らせ」という言葉もあります。ユングは『原子と元型』という著書にまとめていますが、人間は集合的(普遍的)潜在意識を使って交流しているのではないかと説明しています。

つまりこの力を使えば、自身が心から希求していることがあれば、その協力者を得ることもできるのではないかという考え方です。実際、不思議な話はたくさんあります。「もう
店をたたまなければいけない」と思っていたら、ある日、急にお客様が行列を作って大忙しになり、二号店、三号点と増えてようになった。という話をある有名企業のトップから直接聞きました。その原因が未だに分からない。しかも二号店をオープンする際には、資金がなく、「今回だけ利益なしで建設してほしい」と頼み込んだら受けてもらえたとびっくりされていました。

このように凄いことは起こるのです。ただそこに辿りつくには、それを引き寄せるエネルギーが必要なのです。


この話を信じるか、信じないかはあなた次第ですが、どうして実現したいことがあるなら、思い切って素直に信じてみるのはどうでしょう。

シンクロニシティについては、筆者も何度も経験しています。特に最近増えていますが、なにより凄いと思ったのは、それまでなかったビジネス手法を、全く見知らぬ者同士が日本の東西で同じ時期に、同じことを考えていて、結局いまでは日本国中それがスタンダードになったということです。

このような事例を集めた「複雑系」というカテゴリーが世界的なベストセラーになって注目を集めたことがありましたが、これもシンクロニシティに通じています。

前回、お話したインプット、アウトプットを繰り返し、共時性を引き寄せることで、自身の目標達成を少しで早く簡単に実現するようにしましょう。

そのためには、ご自身が潜在意識に届くようにすることがとても重要です。



「届かなかったらなにひとつ変わらない」
以下、スプツニ子語録です。


「自分のしていること、自分に価値があるかどうか、自分が信じ続けるかどうかは自分次第だ。」

「一人でできることは知れている。
人に頼む、チーム、チームワーク。」


「凄いことは簡単に起こるが危険を恐れず猪突猛進なバカになることが必要」