2015年3月25日水曜日

ビズ・アサーティブ〜働きがいのある職場にする



少子化が進む日本で、優秀な人材を獲得することは重要な課題です。分かっていても実際に対策を打っている会社がどれほどあるかと言えば、かなり疑問です。特に中小、零細となるとすでに労務倒産の危機すらあるのに、危機に実感のない会社が少なくありません。
いまだに「雇ってやっている」の上から目線でいるところもあるのには驚きです。

「死ぬ気で頑張ります」と上司に報告した一応「管理職」にある人がいます。正直、これほどいい加減な人はいないと思いましたが、上司の方は鵜呑みにしていない”まで”も、ご満悦な様子でした。

その結果を知るのに、3ヶ月とかかりませんでした。目標に届かない状態が続いていましたが、具体的な対策は何も打たずじまいです。どうしていいのかよく分からないのです。
「死ぬ気で頑張ります」などと言えてしまうのは、無策だからです。万が一の状態に陥った時の具体的に対策を練るのに追われていれば、こんな言葉はでてこないものです。

感情的な会話で済んでいく事業所には、感情的な人が集まっています。つまりノンアサーティブか、アグレッシブな人たちが集まっている事業所ということです。

アサーティブであるとは、ひとこと、ひとことを具体的に伝えることが条件です。ですから「死ぬ気で頑張ります」というのなら、どのような活動を準備しているのか、具体的に報告できなければなりません。

依頼する場合も、謝罪する場合も、主張する場合も、そうです。叱る場合もそうです。具体的に伝えるコツは同じです。共通しているのは、率直、誠実、対等、自己責任が貫かれていて、曖昧で抽象的な感情論を排しています。

それは営業成績を良くするため、社内の人間関係を良くするための必要条件だからですが、それだけではありません。「働きがいのある職場」にするためです。

「働きがいのある職場」と「働きやすい職場」を同じだと思い込んでいる方も少なくありませんが、全く違います。「働きやすい職場」にするには、コストを投資するだけで、かなりの部分、実現できます。


しかし「働きがいのある職場」にするには、いくらコストを投資してもできません。組織に従属する人々にアサーティブな言動、態度。そして仕組みが必要です。ではどうすれば、アサーティブな「働きがいのある職場」にできるかお伝えしていきましょう。








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