「働きがいのある会社」とは「成長が見込める会社」です。「働きがいのある会社」という戦略を選択して、戦術を重ねていくからです。「働きがいのある会社」はスローガンではありません。スローガンになることは「ない」ことを意味しています。
求めるのはないからです。あれば求めません。だからスローガンはいつまでも実現されません。スローガンばかりを繰り返すのは、行動しないからです。あるいは間違った行動をしているからです。ほとんどの場合、できることをただ繰り返しているだけです。一夜にして会社がなくなってしまうのは、「負の循環」を延々と続けている人、つまり烏合の衆が集まっているからです。
「働きがいのある会社」は人生を楽しみ、仕事を楽しむために、楽しみたい人を求めます。つまり起業家精神、リーダーシップを求め共有します。「負の循環」を延々と続けたい人を必要としません。
しかし現実には、そういう人でも欲しいという会社もあります。このような会社が成長するには、大胆な是正と相当な頑張りが必要です。なにを頑張ればいいのでしょう。会社の仕組みの正常化です。
「負の循環」は仕組みです。その仕組みは個人にあり、会社にも浸透しています。会社の仕組みを正常化するには、個人を動かす力のある会社の仕組みにすることです。どのように作ればいいのか、すべて逆算で、仕組み化します。リーダーシップを求めるのではなく、いつしかリーダーシップが身についていたというようにするのが「働きがいのある会社」です。
会社は一人で生きていける人しか必要としません。起業家精神もリーダーシップもそういうものです。会社がなんとかしてくれるだとう、このままでいたら、それなりにいけるだろう。そんな考えをする人を雇用する余裕はありません。
しかし、その意味は、起業家精神、リーダーシップの視点で考えると、一匹狼という意味ではないことが分かります。「仕組みを作れる力を持った人、あるいは仕組みを機能させる力を持った人」という意味です。これ以外の力はロボットでもできる時代です。必要なのは仕組みを動かす人力の部分です。
つまり会社に在籍していても、独立しても、ひとりでやっていける人力が必要なのです。
いま起業しても、その生命力は3年とありません。なぜでしょう?仕組みが作れないのです。つまりコミュニティが作れないのです。コミュニティを作るには、利用する人がメリットを享受できなければなりません。そのためにコミュニティを機能させていく人力が必要です。
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