2015年5月24日日曜日

【幸福な成功 】ビズ・アサーティブ〜自主性が成長を決める







人手不足が深刻化しつつあります。過去にも都心の外食業界では、営業が成り立たないくらいに人材不足が生じています。また、地方でもパート・アルバイトが集まらず苦慮してきました。その上、少子化の波が押し寄せてきて深刻になってきています。

結局、過去に経験してきたにもかかわらず抜本的な改善を放置してきたツケがいよいよ大きなダメージになろうとしています。

募集をしても人が集まらないので時給を上げることになります。時給以外にも通勤時間やシフトの問題など、人が集まらない原因はさまざま考えられるでしょうが、それにしても異常事態は異常ではなくなってきているのです。

せっかく一人前になってもすぐに辞めてしまうという、定着率の低さに注目せずに、目先の求人にあくせくしているのは、放漫経営と言われても仕方がない状況です。

人は募集すればいくらでも集まる、時給さえ上げればきっと採用できるはずだといった常識が通用しなくなっています。そのしわ寄せは正社員に広がります。こうした事態になった原因は企業活動のあり方にあります。

目先のことに気を奪われ、本当に利益の出る仕組みに注目してこなかったツケです。<顧客満足><従業員満足>と見出し言葉だけが踊り、重大な問題を後回しにしてきたツケです。

この日本的な体質に同化せずに、会社そのものが「自律できる」ことが問われています。しかしそれこそ成長のチャンスなのです。

なぜなら、変われない会社、つまり競争相手がほとんどだからです。

このピンチをチャンスに変えることができるキーワードが、透明性が保たれた評価や処遇の公平さ、働きがいを持たせるような努力をしているのか、能力や意欲を高める教育を実施しているのかなどの蓄積である「働きがいのある会社」です。その基礎となるのが「アサーティブ」です。

そのふたつのキーワードをつなぐのが「自律できるスキル」つまり「自主性」です。主体性を引き出して現実にするために人材マネジメントの適正化です。

このすべてを見直す機会が「アサーティブで働きがいのある会社づくり」です。

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