2015年5月5日火曜日

【幸福な成功 】ビズ・アサーティブ〜挑戦的な会社では働く人が救われる




会社規模が小さいほど、個人の人生に対する人間関係に在り方が露骨に影響します。

中小零細でのネガティブな状況を嫌というほど見てきましたが、共通していえるのは、挑戦的な会社ほど「人間関係のトラブル」は生じません。

挑戦的な会社での個人は成長に忙しいからです。同じ忙しさでも停滞している、あるいは慣れたことしかしない場合では気の緩みが蔓延しているので、トラブルが起きやすいのです。

つまり会社は人間から腐ってきてユーザを巻き込んだ時点で業績は低下します。そのきっかけが市場環境の変化です。ですから市場環境に目を奪われますが、環境対応力を失っているのは、重要な地位にある人が自分の人生脚本に仕上げにかかっているからです。

自分の人生脚本に仕上げにかかるとは、これまで平行的なコミュニケーション(交流)ができていたのが、交叉的コミュニケーションに入ることです。

では、どのように起こるのか、事例をご紹介しましょう。




▼ドラマ的な人生脚本の事例 

破綻のストーリーはたくさんありますが、次のような事例があります。
この事例は身近に 発見しやすいものです。


●事例:「私を捕まえてくれ」

【目的】
 捕まって自己否定の構えを自己認識して、さらに傾向を強くする


【仕掛け】
規則違反、ルール無視、盗み、暴走、浮気など捕まえられるためになにか手が かりを残す

【ドラマの参加者(カモ)】

参加者 :管理者、教師、警官、親、配偶者など


【問題のない時期】

 平行的コミュニケーションの段階です。
  スムースにコミュニケーションできている状態。
    相手 (こども、配偶者、従業員など)の言いなりになっている間 

【問題が生じる時期】

 交叉的コミュニケーションの段階です。
 混乱が起こり、相手の感情を害する状態のコミュニ ケーション。
 犯罪の発覚、犯罪者の怒り、感情の行動化、自己認識の動き


【 混乱】 

なぜ、わざわざ捕まるようなことをするのか?(説明がつかない) 


【結末】

無念(自己肯定の失敗)、安堵感(自己処罰による罪悪感からの解放)



この事例は、件数的に非常に多いもので、特に10代の若者に多発します。 
親離れなどの問題を抱え自己認識の欲求が高くなり、万引き、窃盗などこの種の犯罪は後を絶ちません。 企業犯罪にも多く見受けられます。

当事者が(広義の)罪の意識に苛まれ、自分を認識するために起こしている破綻ストー リーで、処罰欲求に支配された行動への対処は、心理療養士のようなプロフェッショナル にとっても非常な困難を強いられます。治療するほど悪くなることも多いものです。

自己認識、より確かな自分を獲得したいがための行動の反面、自己否定感が強いため、処 罰されることを求めてしまうのです。処罰されることで安堵感を獲得しています。 わざわざ手がかりとなる証拠を残しているのは、処罰されることで罪の意識から解放され るメカニズムが働いているからです。

このストーリーの参加者として名をつらねる人をカモというのは、心理的、物質的に搾取される役割を演じてしまうからです。 もちろん本人は意識していませんが、主役の目的と相性が合うのです。
相性が合わない人 は、参加機会があっても参加意欲がないので、参加することがありません。 

交叉的なコミュニケーションの兆候は、事前に必ずあります。小さなトラブルを複数回起こしているからです。なぜなら人間関係の構えが習慣化されたパターンになって強化されるからです。

ですからきちんとマネジメントが機能していたら、早期に芽を摘んでしまうことが可能です。ところがそれに気がつかないでいると「カモ」にされてしまいます。

この人間関係の構えは「私は NO(ダメ), あなたもNO(ダメ)」です。
表向きは「私はOK(いい), あなたはNO(ダメ)」の場合もあります。

カモにされるとは、ネガティブですが相性が良いということです。

ワリの合わないことなので、理性的な人なら参加意欲が湧きません。
引き込まれてしまうなら自身の人間関係の構えにも注目して反省が必要です。
共通していえるのは感情的な人がカモにされています。

熱心にギャンブルに励んでいる人は自己処罰が目的と考えられることもできます。

このように人間関係のトラブル(会社内の様々なトラブルには、表向きはそうでないように見える場合があります。たとえば車両事故などがそうです。しかし実際には事故を仲介した人間関係のトラブルの場合があります。倒産した会社では、判断ミスが仲介する人間関係のトラブルが見受けられます。





人間関係のトラブルを避ける方法として有効なのが、個人の集積である組織が成長することです。組織が成長するには働いている人々の成長が不可欠です。

個人の成長は挑戦から生まれます。




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