2016年12月23日金曜日

アサーションで自分の習慣を変えて、自分らしく表現しましょう。


幼児期に行った「人生早期の決断」から始まる、人生ストーリーを達成するための対人関係の仕方、コミュニケーションスタイルを重ねて、成人になった頃には、すっかり「性格」として自分の習慣、スタイルになっています。

気の滅入る状況に置かれることは、誰にもありますが、ポジティブな人は一過性のことととらえますが、ネガティブな人は、永久に続くかのような捉え方をしてしまうので、どんどん落ち込んでいきます。

落ち込むことで打つ手を考え実行することが忘れられて、感情・生理的に反応してしまいます。そうすることが習慣になっているのです。

当人は、慣れ親しんだ反応なので、なんとも思っていません。
しかし、その習慣のために、自分の気持ちを現実に反映できません。
反映できないことが、人生早期に行った決断とぴったり適合しているのです。

「人生早期の決断」を意識できれば反省のチャンスもありますが、潜在意識の奥深くに潜んでしまっているので、意識できません。
ほとんど人は5歳くらいの記憶がうっすら残っている程度だと思いますが、「人生早期の決断」はもっと低年齢の段階で行われているのです。

下の図は、成果の出せる人と出せない人の違いですが、その違いは能力の違いではなく、成果の出せる人が自分が変えられることに熱心なのに対して、出せない人は自分が変えられないことに熱心なため、結果的に因果応報、違いが生じていることを表しています。

自分が変えられないものとは、なんでしょう?他者、環境、状況、たとえばお天気を変えられますか?ということなのです。

自分を変えることはできませんが、他者を変えることは他者の意思に任せるしかできません。できるのは影響を与えることぐらいです。

気の滅入る状況に陥っただけで、それでお終いでしゃありあませんが、自分の思い込みでどんどん気の滅入る状況を深めてしまい、それに順応した結論を出してしまうとしたら、本当なら変えられることに手を打って気の滅入る状況から脱出することも可能なのですが、その可能性を無にしてしまいます。

もちろん、どんなに手を打っても思うようにならないことはありませが、やった通りの結果は出るものです。

そこで必要になるのは「やる意欲」です。

そこでアサーションです。アサーションはアメリカで生まれた概念ですが、自分の気持ちを自己主張しましょう、というもの。
ビズ・アサーションでは、「考え方や言動を変えることで、自分の気持ちをを表現(実現)していきましょう」というアプローチと定義しています。

人生早期の決断に振り回されずに、本当の気持ちをかたちにするようにしましょうというものです。

では、そのテクニカルな面について説明していきましょう。